大阪中之島美術館
今週末、大阪・関西万博へ行くため二泊三日で大阪へ行ってきました。
万博ももちろん楽しかったですが、3日目に行った大阪中之島美術館がとても面白かったです。この美術館には常設展がないので、展示スペースいっぱいを使った企画展が楽しめます。
私たちが訪れた時に開催していたのは「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」というものでした。この展示は日本美術の知られざる名作を展示して未来の国宝になるかもしれない作品を探そうというコンセプトで開かれています。
私が特に面白いと感じたのは、室町や江戸時代の画家ではない人の描いた絵を、いわゆるヘタウマとして楽しんでいたものです。字は達筆なのに絵が下手なものや、線が太すぎて掛け軸ぎゅうぎゅうに詰まっているものなど、何か見る人を惹きつける魅力がありました。
これはデザインにも通じると思います。いくら計算して制作をしても、見る人に伝わらなかったりクライアントが納得しなければいいデザインとは言えません。商品やイベントの魅力を最大限に引き出すデザインをするためには意外と力を抜くことも大切なのかもしれません。
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